スコータイ2日目は、自転車で遺跡を見学しました。
3度目のスコータイ観光。
自分の足で回った遺跡は、また格別に印象的でした。
今回は、歴史公園から少し離れた、北側に位置する遺跡を回りました。
ワットシーチュム (Wat Sri Chum)

スコータイ歴史公園の城壁の外にある遺跡です。
スコータイの中で、一番好きな仏像が安置されている寺院なので、真っ先に向かいました。
歴史公園入口から、自転車を15分以上は漕いだでしょうか?
アップダウンがあって、なかなか大変でした。

ワットシーチュムは、「菩提樹の森の寺院」の意味だそうです。
木々に囲まれた遺跡に近づいていくと、残された建物の奥に、仏像のお顔が見えてきました。
手前の建物は柱のみが残っていますが、仏像を取り囲む壁は3mの暑さがあったので、今に残っているのだろうと思いました。
屋根が崩れてしまったことで、返って神秘的な空間になっています。

ずっともう一度お会いしたいと思っていた仏像に近づくにつれ、ワクワクとドキドキが入り混じった気持ちになりました。

「アチャナ仏」と呼ばれる仏像は、「恐れない者」「動かない者」という意味があるそうです。
スコータイの奥まったところにあるお寺で、凛とした佇まいで、ずっと民を見守ってきたのですね。

15mあるという仏像の下にひざまずくとただ圧倒されます。
3回もここを訪れることが出来たことを感謝しました。

左上の窓から人が話したので、しゃべる大仏と言われたこともあったそうです。
ナレースワン王がここで決起して、ビルマから国を守ったと言われいます。

この眼差しの慈悲深いこと。
そして、強さもしっかりと感じ取りました。
この空間の、この雰囲気は、訪れてみないと分からないと思います。
歴史公園からは少し離れているのですが、スコータイへ行ったら、必ず行って見てほしい遺跡です。
ワットプラパーイルアン(Wat Phra Pai Luang)

スコータイ歴史公園の城壁から500m北にある寺院。
スコータイの中で、一番古い歴史のある寺院だそうです。
800年以上も昔に建てられたとされています。

上の写真のように、3基の塔が建てられていましたが、今は1基を残すのみで、他はほとんど崩れてしまっていました。

見上げてみると、何体、何十体もの仏像が彫られていました。
ここまで崩れていても、その信仰心の強さと、彫刻の技術の高さが見て取れました。
全盛期は、さぞかし立派で華麗な建物だったのだろうと想像してみました。

中に仏像が安置されていたのでしょうか?


辛うじて仏像のお顔が見て取れます。

広大な敷地に残っている遺跡をゆっくり歩いて回りました。
とても静かで、他の観光客にはほとんど出会いませんでした。


階段を上って、かつて寺院であったところを歩いてみました。

仏塔を取り囲むように、多くの仏像が残っていました。
どのようなお顔で、どのような装飾が施されていたのでしょうか?

奥には、スコータイ時代に建てられた仏像も残っていました。
からりと晴れた気候とはいえ、30度を超える暑さの中、自転車を何十分も漕いで、日陰のない遺跡を2か所ゆっくり歩いて回っただけで、かなり体力を使いました。
そして、また来たかった遺跡を見られた感動でしっかり満足しましたので、あまり無理せずに、今回の観光はこの2寺院だけにすることにしました。
長旅を楽しむコツは、無理をしないこと、欲張らないこと。
大好きなスコータイに3回も来れたんだもの、望めば4回も5回もきっとまた来られる。
その時は、ゆっくりと歴史公園内の遺跡を回ることにします。
水と緑に囲まれたスコータイの景色は、その日までのお楽しみということにしておきます。
夕飯は、近所のレストランで

ホテルから歩いて、大通り沿いにあるレストランへ。

木々に囲まれて、内装も良い感じでした。

ヤムプラドックフー。
サクサクと揚がったナマズのスパイシーサラダ。
これが大好物なのです。
ナマズを蒸して、ほぐして、揚げて、とても手間がかかる料理です。
そして、油跳ねが心配な料理です(;’∀’)
なので、家では作らず、お店のメニューにあればついつい注文してしまいます。

日本のピーナッツよりころころした豆の素揚げも嬉しいですね。
そこへ、野菜たっぷりのサラダソースをかけていただくと、も~~ウマウマ!

しかも、普通はナマズ揚げにサラダソースがかけてあるのですが、この店は別添えできたので、少しずつかけながらいただくと、最後までサクサク感が続いて、最高に美味しかったです。

メニューが、オーソドックスな中部タイの料理でしたので、パットウンセン(春雨炒め)。

パッカナームー(カイラン菜と豚肉の炒め物)

ゲーンチュータオフー(豆腐のクリアスープ)

そして、もちろんシンハービールをいただきました。
帰り道の星空がとても綺麗で、本当に良い一日でした。
スコータイは、ガイドや車を雇えば半日でコンパクトに回れますが、余裕があれば泊ってゆっくり観光することをお勧めします。
